フェイクニュースに騙されないために

フェイクニュースに騙されないために

子育て, 学ぶ

フェイクニュース という言葉をご存知ですか?フェイクニュースとは、文字通り「嘘の情報でつくられたニュース」のことです。今回は、 フェイクニュースに騙されない ための考え方を紹介します。

「私には関係ない」と思うかもしれませんが、じつはそんなことはありません。

「インターネットの怪しいニュースサイトや2チャンネルのような発信者不明のサイトを利用しなければ大丈夫でしょ?」と考えているかもしれませんが、そう考えているあなたは、すでにフェイクニュースの餌食になっているかもしれません。

 

どういうことかというと、フェイクニュースというのは、主にネット上で発信・拡散されるうそのニュース記事を指すものではあるのですが、SNSなどを利用しての誹謗・中傷を目的にした個人発信の投稿などを含む場合もあるようです。

さらに、真実しか発信していないだろうと思われているかもしれませんが、じつは、TVの報道番組もフェイクニュースを報道することもあります。

実際にはフェイクニュースとは言わないかもしれませんが、情報の切り取り方によって、同じ事象(できごと)から全然違う印象の情報に変わることもあります。

 

今回は、そういったフェイクニュースが生み出される理由と、騙されないようにするための考え方について紹介します。

 

 

多大な影響力を生み出す フェイクニュース

では実際に、どんなフェイクニュースによって、どのような影響を及ぼしたのか?ということについて、紹介します。

記憶に新しい、2016年にイギリスで行われたEU離脱を問う国民投票にも、じつはフェイクニュースが影響を与えていました。

英国の国民投票に関して、EU離脱派が残留派を上回ったが、離脱派が主張していた英国のEUへの週約3億5千万ポンドという負担額が、投票後、半分以下に過ぎないことが分かった。

更に、離脱派の急先鋒ファラージ(英国独立党・党首)が虚偽の数字であることをあっさり認めたことから、離脱賛成に投票した国民からも批判の声が上がった。

引用:コトバンク「フェイクニュース

 

日本ではどうなのか?というと、熊本地震の発生直後に、twitterに投稿したウソの内容(フェイクニュース)がこれ。

このウソの投稿によって、「避難したいけどライオンが逃げているから避難できない」と警察に相談した人がたくさんいただけでなく、熊本市動植物園には問い合わせなどの電話が100件を超え、獣舎などの点検がスムーズに行えなかったというような影響を及ぼしました。

この投稿者は神奈川県在住の20歳の会社員で、警察に偽計業務妨害の疑いで逮捕されています。

 

普通にだったら信じない情報だと思うかもしれませんが、この街中をあるくライオンの画像が「この情報は本当だ!」と誤解させる要因になっています。ちなみにですが、このライオンの画像は外国の画像のようです。

見えない部分 が” フェイク ”を生み出す!?

本来の(?)フェイクニュースとは少し異なるかもしれませんが、一つの事象の捉え方によって、同じものを見ているはずなのに、”違う情報”になることもあります。

人間の頭は、”断片的な情報を勝手につなぎ合わせたものに変える”という”編集作業”を勝手にしてしまうことがあります。

 

例えば、次の画像は、ある形の一部を隠しているものですが、これはどんな形だと思いますか?予想して見てください。

フェイクニュースに騙されない ための 考え方 ①

おそらく、「四角形」を予測したのではないでしょうか?

 

では、次の問題です。
次の画像は、ある形の一部を隠しているものですが、これはどんな形だと思いますか?予想して見てください。

おそらく今度は、「円形」を予測したのではないでしょうか?

このように、人間の脳は、断片的な情報をもとに頭の中で「予測する」ということを行うため、その事象の捉え方によって、全然違う意見がうまれることがあります。

 

ちなみにですが、上の画像は、アルファベットの「D」の形を表しています。

四角形でも円形でもなかったですよね?

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実際にはアフラベットの「D」の形だったのですが、その一部分を隠したことによって、「これは四角形だ!」とか「これは円形だ!」というように、頭の中で隠れている部分を予測して判断してしまうのです。

これが、同じ事象を見ても、捉え方の違いによって受け取る印象が異なる理由です。

 

 

思い込み も フェイクニュース をつくる!?

見えない部分を勝手に予測することが、間違った判断をしてしまうことにつながるケースもあることをお伝えしましたが、同様に、思い込みも間違った判断をしてしまうことがあります。

例えば、この画像を見てください。

この画像は、”ミニストップの無断駐車への対応”として、ミニストップとは関係のない第三者がツイッターで投稿した画像です。

 

この画像をみて、あなたはどのように感じたでしょうか?

「やりすぎでしょ」というような、無断駐車した方への同情ですか?
それとも、「これくらいやらないと無断駐車はなくならないから仕方ない」というような、ミニストップの対応への同調ですか?

ネット上の反応では、ミニストップ側への同調意見が多かったのですが、「損害賠償請求されてしまうよ」とか、「お店の悪評になりかねないから・・・」いうようなアドバイス的な意見やお店の対応に不安を感じた方も多かったようです。

 

誰もが騙された 、 画像の真実

で、これどうなったのか?というと、ミニストップのコールセンターに「不快」とか「やりすぎ」などの批判が寄せられたために、車を撤去したようです。

ただ、注目してほしいのは、この画像の車が、実際に無断駐車していた車ではなく、無断駐車への注意喚起のために”店側が用意した車”だったということ。

つまり、この画像の投稿者も、拡散されたその投稿を見た人も、コールセンターに問い合わせした人のほとんどが、この画像をみて「実際に無断駐車した車への対応」と思い込んだということです。

もっというと、拡散されたこの画像の投稿では、一言も「ミニストップの無断駐車のへの対応」とは言ってません。


であるにもかかわらず、この画像からほとんどの方が「ミニストップの無断駐車のへの対応」だと思い込んだようです。

これも、フェイクニュースを生み出す理由の一つですね。

 

ちなみに、この店舗は、近くでイベントが開催されるたびに無断駐車されることが多かったらしく、警備員を雇うなどの対応をしていたけれど、抑止効果がすくなかったので、このような、”無断駐車すると痛い目にあいますよアピール”をしたのだとか。

店舗側も反省しているとのことですが、この情報を拡散したのは、ミニストップに関係のない第三者が面白がって投稿したことがきっかけでどんどん拡散され、無断駐車を注意するつもりが、反対に自分たちが「不快だ」と注意されるとは想像してなかったでしょうね・・・。

現実問題として、無断駐車は、少なからず経営にダメージを与えますからなんとかしなければならない問題なんですけど、過激なアピールはダメっていう教訓かもしれないですね。

 

 

フェイクニュースに騙されない ための方法

さらにいうと、「本当に店舗側が用意した車なのか?」ということも、店舗側の「ウソ」情報の可能性もあります。正直、その真偽はわかりません。

ただ、「そういう可能性もある」という視点で、情報を捉えることが重要です。これは、SNSの情報だけでなく、テレビ番組で報道しているニュースや、新聞も同じです。

 

例えば、「テレビで報道しているから正しいニュースだ」と多くの方が捉えていますが、当事者からすると「テレビでやるニュースはウソが含まれている」と感じていることも少なくありません。先ほどのミニストップの例もその一例ですね。

ただ、実際に起きている事象は同じです。

上記で紹介した画像の状態の車が、実際に存在にあったのですから、「こういう車があった」ということはウソではないですよね。あとは、どの部分を切り取るのか?の違いによって、全然違うニュースになるというのが真実です。

ミニストップの例でいうと、投稿に一言、「これは店舗が用意した無断駐車禁止のPRです」というような文言があるだけでも、また違った結果になった・・・かもしれませんよね。

 

ですので、ある情報に興味を持った時、その情報の信ぴょう性を確認することが、騙されないための第一歩です。

例えば、紹介したライオンのツイッターの投稿を見た人が、ボタンをクリックして拡散する前に、投稿者がどこに住んでいて、過去にどんな情報を発信している人なのか?ということを確認していれば、ウソ情報ということがわかったかもしれませんよね。

もちろん、自分で確認できる範囲には限界がありますし、その作業自体も手間ですから、信ぴょう性を確認できないことも多々あると思います。

ですが、まずは自分で確認する。って癖をつけておけば、変な情報に踊らされずにすみますので、ニュースというか、情報との付き合い方として覚えておくだけでも、いざという時に役立つかもしれませんね。

 

P.S. こういうことって、大人も大事ですけど、スマホを使い出した子供の方がハイリスクなので、お子さんへの教育が必ず必要ですよ。

お子さんのメディアリテラシーを養うのにオススメなのは、「窓をひろげて考えよう」という仕掛け絵本です。(クリックするとAmazonの商品ページが開きます。)詳しくはこちらの記事で紹介していますので、興味がある方はぜひご確認ください。→ メディアリテラシーを体験できる仕掛け絵本

 

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