日本一のお化け屋敷プロデューサーのお化け屋敷、福島に初上陸!
日本一の お化け屋敷プロデューサー と言われている、 五味弘文 (ごみひろふみ)氏監修の お化け屋敷 が、3月17日〜4月1日までの期間限定でオープンしています。
ちなみに、五味氏のお化け屋敷が福島県にやってくるのは、初とのことですので、県内のお化け屋敷ファンにはたまらないイベントですね。
場所は、福島市にある”こむこむ”。詳細は下部に記載しています。
お化け屋敷 「 通りゃんせ 」 あらすじ と 見所
「通りゃんせ」のあらすじを紹介します。
少し長いですが、事前に知ってから行くのと、何も知らないで行くのとでは、お化け屋敷の楽しみ・・・というか、恐怖感が全然違ってくるので、お化け屋敷に行く方は、事前に読んでおくことをオススメします。
※画像は、ポスター画像より
「7歳までは神の子」という言葉があります。
昔は、7歳までに亡くなる子どもが多かったからです。
そのため、子どもが生まれると、無事育つように、御札をもらって大切にしていました。
「通りゃんせ」に歌われている「御札」とは、7歳まで子どもを守る御札のことです。
では、なぜ「いきはよいよい、かえりはこわい」のでしょう?
今から遠い昔のこと、「つねこ」という若い母親が子どもを連れて、神社にお参りに向かいました。
子どもが無事7歳になったお礼に、御札を返しに行ったのです。
帰る頃には、日が暮れかけていました。
つねこは子どもの手を引いて、暗い細道を急ぎます。そんな時に限って、月が雲に隠れて、あたりは真っ暗です。
その時、どこからともなく、不気味な声が聞こえてきます。
「置いていけ……。その子を置いていけ……」
つねこは怖くなって、子どもの手をさらに強く握ると、歩く速度を速めます。
それでも、その声は振り切れません。むしろ、もうすぐ後ろまで近づいてきているようです。
つねこはもうほとんど駆け足になりました。
どれだけ走ったことでしょう。気がついたら、その声は消えていました。
ほっとした時に、雲が切れて月が顔を出しました。
「もうすっかり安心だよ」
そう言って握った手の先を見ると、そこにいたのは恐ろしい顔をした老婆でした。
老婆は、高笑いを上げると、
「子どもの魂はもらったよ」
と言って、消えてしまいました。
母親は、必死にあたりを探しましたが、子どもの姿はどこにもありません。
実は、子どもの誕生日は明日だったのです。
一日早く御札を返してしまったために、つねこは子どもをさらわれてしまったのです。
つねこは深く悲しみ、子どもを追って亡くなってしまいました。
それからというもの、天神様の帰り道には女の幽霊が立っていると言います。
それは、子どもを奪われたつねこの霊です。
つねこは、我が子を取り戻すために別の子どもの魂を狙っているのです。
あのときの老婆のように。
「行きはよいよい、帰りはこわい」
そうです、天神様の帰り道には、そんな魔物が潜んでいて、子どもを狙っているのです…※春の企画展 お化け屋敷「通りゃんせ」ページより
お化け屋敷 の 見所は?
日本一のお化け屋敷プロデューサー五味弘文さんによると、お化け屋敷「通りゃんせ」の見所は、親子で楽しめるストーリーなのだとか。
「通りゃんせ」とは、あの「童謡」の”通りゃんせ〜、通りゃんせ〜♪”でおなじみの「通りゃんせ」をモデルにしているようなのですが、童謡の歌詞って謎めいたものが多くて、子供だけでなく大人にとっても不気味で恐いイメージがあるとのことで、その恐い要素をお化け屋敷に取り入れたようです。
個人的には、子供の頃は何も考えずに、「こういう歌」って思っていましたが、大人になってからの方が、歌詞の意味を考えるよになり、ちょっと意味深だな〜と思うことが時々あります。今の子供は、ちゃんと意味を考えて歌っているのかな・・・(笑)
さらに、今回のお化け屋敷は「子供だまし」にならないように、子供向けを意識することなく、にほ日のお化け屋敷プロデューサーが本気で作っているとのことなので、子供だけでなく、大人も楽しめるようになっているハズ!とのことです。
楽しめる・・・というか、恐怖を体験できるってことですけどね・・・。
さらに、お化け屋敷をより楽しんでいただくために、一度に入場される人数を制限しているようです。その分、入場までの待ち時間がと〜っても長くなっているみたいですね。
しかも、午前・午後ともに入場可能人数に達した時点で、入場受付を制限しているようですので、暇つぶし感覚の「出かけたついでに行ってみよう・・・」では、お化け屋敷目的に行動しないと、恐怖のお化け屋敷が体験できない可能性が高いです。
興味があるなら、朝一で出かけるしかないですね。
お化け屋敷 の 会場 と 入場料金
日本ナンバーワンのお化け屋敷プロデューサー、五味弘文さんが手がけた恐怖のお化け屋敷「通りゃんせ」は、福島市子どもの夢を育む施設こむこむ館の4階企画展示室にて開催しています。
開催期間:平成30年3月17日(土)〜4月1日(日) (休館:3月27日)
開催時間:10時〜17時(休場:12:30〜13:00、最終入場:16:45)※入場可能人数に達した時点で入場受付を制限するようです。
開催場所:こむこむ4F 企画展示室
入場料金:一般300円、大学生・高校生200円、中学生以下100円
お化け屋敷プロデューサー 五味弘文 とは?
日本一のお化け屋敷プロデューサー と言われている 五味弘文 さんですが、ウィキペディアによると、実は、大学卒業後に劇団を結成し、主宰・作・演出を務めていたそうです。
そんな五味さんの劇団は1992年に解散したのですが、同年に初めてプロデュースしたお化け屋敷「麿赤児のパノラマ怪奇館」を大ヒットさせ、東京ドームシティアトラクションズ(旧称:後楽園ゆうえんち)を拠点として長年活動し続け、2011年を皮切りに、お化け屋敷プロデュースの全国展開を始めているようです。
書籍展開やテレビなどにも結構出演している方で、主にイベントの企画・制作・演出・運営を行っている株式会社オフィスバーンの代表者でもあります。
個人的に、五味さんが日本一のお化け屋敷プロデューサーと言われる所以は、「お化け屋敷とは、演者(おばけ)とお客さんのコミュニケーション空間である」と定義していることだと思います。
コミュニケーションとは、双方間の意思伝達ですから、決まったタイミングで登場するだけの人形(機械)ではお客さんとのコミュニケーションにはならないわけです。
きっと、五味さんが手がけるお化け屋敷の場合、演者(お化け役)には、いろんなお客さんのパターンを設定していて、「お客さんがこうきたらこう脅かす」みたいなマニュアルがあるのだと思います。(マニュアル・・・とかいっちゃうと、夢を壊していそうで、ちょっと申し訳ないですけどね・・。)
だから、お化け屋敷としての楽しみが倍増し、「また行きたくなる!」というリピーターを増やすことに成功しているのだと思います。
ちなみに、出版している書籍でおもしろうそうだな〜と思ったのは、次の2冊。※画像をクリックするとアマゾンのサイトに移動します。
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人はなぜ恐怖するのか?
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こむこむへのアクセス方法
福島市 こむこむ の 場所
正面からみるとこんな感じの建物です。
※By Haseyu- – 投稿者撮影, パブリック・ドメイン, Link
五味弘文さんが手がけたお化け屋敷「通りゃんせ」についての詳細は、こむこむのサイトよりご確認ください。