まこみな双子ダンスで郡山市特産品PR
郡山市 が、人気アーティストまこみなを起用して、 郡山市の特産品 や農畜産物のPR動画を作成しました。作品はH28年12月30日時点で「あさか舞・郡山ブランド野菜編」と「うねめ牛・里の放牧豚編」の2つ。
どちらも、まこみなの2人がオリジナルの歌と可愛らしい双子ダンスで郡山市のブランドをPRしています。そのうちTVCMで流れるかもしれませんが、とりあえず、ご覧ください。
あさか舞 ・ ブランド野菜 編 / 郡山市の特産品
https://www.youtube.com/watch?v=uV6gYWw6H9o
※クリックすると、動画が再生されます。(約30秒の動画です。)
[出典:YouTube]
うねめ牛 ・ 里の放牧豚 編 / 郡山市の特産品
https://www.youtube.com/watch?v=KAF4Wyi-bww
※クリックすると、動画が再生されます。(約30秒の動画です。)
[出典:YouTube]
最後の 誘導先 が 大問題 !?な PR動画 になってないか?
あなたはPR動画をみて、どのような印象をもちました?
私は、とりあえず、「まこみながかわいい」というのが先行し、次いで感じたのが、「自治体ストアに誘導しているのが頂けない」ってことでした。
なぜ、自治体特選ストアに誘導するのがダメなのか?というと、自治体特選ストアはこれまで、”びっくりするくらい売れていない”ネットショップだからです。
おそらく、担当者が根本的な誤解をしていると思うのですが、「ネットショップは、アクセスさえあつまれば、売れる」というありきたりな誤解をしているだと考えられます。
いままでは、アクセスが少なかったからあまり売れなかった。でも今度は「まこみな」を起用して、Youtubeでたくさん再生されて、自治体ストアにアクセスが流れれば、どんどん売上が増えるはず・・・・というように考えているのが予測できます。
しかし、残念ながら、ネットショップはアクセス数が増えれば売上が増えるというものではありません。もちろん、アクセスが増えれば、売れる可能性は高くなり、実際に売上が増えたということもあるかもしれませんが、それは、成約率に応じた反応と言えます。
簡単にいうと、成約率が100人(100アクセス)に1人が買うという状態だったら、300人(300アクセス)くれば3人が買うということになるだけです。この場合、売上が増えたので問題ないように感じるかもしれませんが、成約率(100アクセスに1人が購入)は変わっていませんので、10人に買ってもらうには1000アクセスが必要ということになります。
それだったら、成約率を100人に5人が買う状態(成約率)に高めること施作を行うことによって、200アクセスで10人に買ってもらうという方が効果的で、現実的な戦略だと思うのですが・・・。
郡山市 は 自治体ストア を 撤退 し、次に活かせ
以前も記事(自治体特選ストア(Yahooショッピングサイト)から郡山も撤退すべき理由)にしましたが、自治体特選ストアは、費用対効果が悪すぎるので、早々に撤退すべき事案です。
最近では、福島の特産品を扱うWebストアも出てきたようですので(まだ未確認ですが・・・。)、独自にネットショップを出店することも踏まえて、いろいろ検討すべきです。
その際に、自治体ストアがなぜ、うまくいかなかったのか?その敗因を関係した専門家に明確にしてもらい、一般公表してくれれば、関係者になれなかったけど、それなりの知識を持っている方々から、別の有効なアプローチを受けることができると思います。
市の担当者に聞きたいのは、特選ストアの商品ページを見て、買いたくなりますか?ってこと。これが改善するための最良の質問です。
せっかく、「まこみな」の起用で若い世代を中心に多くの人から注目を集めているのですから、この機会を有効に活用してほしいと思います。
==参考元==
■郡山市農畜産物PR動画
■自治体特選ストア 郡山
■画像は郡山市Webサイトより