【悲報】ジャスコの大観覧車 運行終了
フェスタ観覧車ビッグルーレットは3月31日(金)で運行終了
残念なお知らせです。
郡山市の名物観覧車となっていた(の?)、郡山市日和田町のショッピングモールフェスタにある大観覧車「ビッグルーレット」の運行が、今月末に終了することが決まったようです。
さらに、5月に解体をする予定とのこと。
放置しておくわけにはいかないので仕方ないですが、ジャスコ(旧称?)のシンボルがなくなってしまうのは、残念ですね。
郡山市街地を一望出来る 隠れスポットだった!?
実はこの大観覧車「ビッグルーレット」は、立地的にはショピングフェスタの敷地内(なのか?)という、観光スポットという意味ではイマイチな場所にありますが、乗ってみると郡山市街地を一望できるという、隠れた名所だったようです。
そこから見える景色は、日中なら安積平野に安達太良山、阿武隈の山並みを、日没後は、郡山の夜景と観覧車の横を通る4号バイパスを走る車が綺麗なイルミネーションになるのだとか。
地上60mの高さから、四季折々に移り変わる360°の大パノラマを楽しむことが出来るのは、平野の広い郡山市だからこそ見れるというシロモノです。
約13分かけて1周しますので、買い物のついでにちょっと一息入れるのにもちょうどいいですし、買い物に連れてきたお子さんへのご褒美としてもちょうどいいと思います。(ただし、カップルにはちょっと物足りないかもしれないですが・・・。)
基礎情報
料金 | 高校生以上:500円 小・中学生:300円 小学生未満:無料 |
運行 | 時間:12時〜19時 運休日:3月1日(水)、8日(水)、15日(水) ※当日の気象条件により運行できない場合があります。 |
注意 | 5歳以下のお子様には付き添いが必要。 泥酔されている方の乗車禁止。 出産間近の妊婦の方は乗車をお断りする場合あり。 車椅子優先ゴンドラもあり。 |
うんちく | 高さ:60m、1周およそ13分 総ゴンドラ数:40基、ゴンドラ定員4人、最大乗車160人 観覧車の誕生日平成14年8月8日(運行開始) |
マーケッターはいなかったのか?という疑問
頻繁に・・という程ではありませんが、私もフェスタ店を含めて観覧車周りのお店を何度も利用していますが、じつは、観覧車には一回も乗ったことがありません。なので、運行終了前に、せめて一回くらいは乗っておこうかな〜と思っています。
そんな私ですが、このニュースを知って「残念だな〜」と思いましたが、その次に思ったのが「フェスタにはマーケッターがいなかったのかな?」とも思いました。
乗者数が落ち込んだ時に、それを持ち直すための施作を行なってこなかったのかな?とも思います。なぜなら、まず、私が周囲の店を利用した時には、観覧車への誘導案内をもらった記憶がないからです。(たまたま私が見逃していただけなのかもしれませんが・・)
フェスタ店はもちろん、周囲の店舗にも週末にはたくさんの家族連れのお客さんが利用していたのですから、そのお客さんに対して観覧車の利用促進をやらないなんて、もったいないです。
さらにいうと、リピーターを増やすための仕掛けを用意していたのか?ということも気がかりです。
乗車数を増やすには、新規客だけに頼ってはどうしても限界がありますから、リピーターに乗ってもらうための仕掛けというのは、絶対に用意しなければならないものです。
そういったことを考えるのがマーケッターの仕事だと思うのですが、それが感じられなかったので、もしかしたらマーケッター不在で運行していたのかな〜と思いました。
ちなみにですが、仕掛けというとちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、ちょっとしたことを積み重ねるだけの簡単なものでも全然OKです。
例えば、季節ごとの見所を伝えるだけでも、「またきてみようかな」と思ってもらえる可能性を高めることはできますし、綺麗な写真を飾り、「こんな景色が見れますよ?」と伝えることでも良いと思います。
少なくとも、約14年間もの間、運行してきたのですから色々な施策を試す時間はあったと思いますし、地元の名所的な存在になっていただけに、なくなってしまうのは、とても残念です。
実は注目の観覧車だった!?
この観覧車、運行開始直後は4ヶ月で乗車客数が8万8千人を記録したという、なんだかんだで注目された観覧車だったりするそうです。
しかし、震災が発生した年は約8千人に止まってしまい、その後も思ったほどの回復には至らず、昨年は約1万8千人だったようです。その結果、点検費と得られる利益を考えた時に、安全を確保して運行するのは困難と判断したようです。
その好スタートを切れたことで悦に浸らずに、地道な販売促進というか、利用促進活動を行なっていれば、また違った結果になったと思うだけに、本当に残念です。
3月31日(金)の運行終了まで、安全に、そして、地域のシンボルとしての活躍というか、運行を期待してます。
小さなお子さんがいる方は、ぜひ、ラスト1ヶ月の間に、観覧車に乗せてあげてください。怖がるかもしれませんが、喜ぶ子もたくさんいると思います。
私も利用したいと思います。
もし、地元のシンボルの存続が危ういかも!?ということが予測できたのでしたら、早めに対策を打つことを強くお勧めします。
対策を打つと言っても、大掛かりなものではなく、小コストに抑えられるテストマーケティングを行うこともオススメです。