ご縁で繋がる郡山市の姉妹都市とその理由
郡山市には、歴史的な背景をもとに、親交を深めてきた姉妹都市があります。 郡山市の姉妹都市 はは、奈良県の奈良市、福岡県の久留米市、鳥取県の鳥取市、オランダ王国のブルメン市です。
姉妹都市って一般市民にとってはほとんど関係ないことなので、”教養”としての知識にしかならないと思います。
せっかく、姉妹都市として関係を築いているのですから、双方の市民にとってメリットのある政策をつけてくれればいいのに・・・というのが私の意見。
世間的に”交流がある”と言っているのは、役所の人同士のプチ旅行先になっているだけのケースのような気がします。もちろん、実際にはいろいろ小難しい仕事をして両市にとって有益なやりとりがあるのかもしれませんが、一市民である私にはほとんどわかりません。
”市民へのメリット”という視点から姉妹都市や友好都市の存在を活用してもらいたいな〜と私は思います。
以下は、姉妹都市と姉妹都市になったご縁の紹介です。
奈良県 奈良市 : 郡山市の姉妹都市
郡山市と奈良市には、それぞれ約1200年前から伝わる「うねめ伝説」がとりもつ縁があります。
郡山市には「采女伝説」があり、市民が一体となれる祭りをおこしたいという気運が高まり、郷土の伝説である采女物語を主題とした「うねめまつり」がつくられました。
一方、奈良市にも「采女物語」が残されており、毎年「采女際」が、ゆかりの地(猿沢の池)で行われています。
これが縁で、郡山市と奈良市は、昭和46年に姉妹都市を締結し、毎年8月には奈良市から親善使節団が郡山市を訪れ、また仲秋の名月(采女祭が行われる時期)には、郡山市から親善使節団が奈良市を訪問し、両市の交流を深めています。
福岡県 久留米市 : 郡山市の姉妹都市
明治初期に政府の士族授産と殖産興業の方針のもと、両市の旧藩士族の方々が郡山の地に入植し、本市発展の礎を築いた「安積開拓」に尽力されたという歴史的背景が取り持つ縁があります。
昭和50年に姉妹都市を締結しています。
鳥取県 鳥取市 : 郡山市 の 姉妹都市
明治初期に政府の士族授産と殖産興業の方針のもと、両市の旧藩士族の方々が郡山の地に入植し、本市発展の礎を築いた「安積開拓」に尽力されたという歴史的背景が取り持つ縁です。
平成17年に姉妹都市を締結しています。
ブルメン市 ( オランダ ): 郡山市 の 姉妹都市
安積疏水開さく事業に尽力したファン・ドールンの生誕地であることからの縁です。
昭和63年に姉妹都市を締結しています。
郡山市の姉妹都市は、奈良市とは采女伝説の縁、久留米市、鳥取市、ブルメン市とは安積開拓の縁で締結されているということですね。
采女伝説も安積開拓も、郡山市にはなくてはならないものですから、そういった縁を大事にしているということがわかります。
ちなみに、安積開拓には他にも多数の市が関わっていますが、それらは「安積開拓ゆかりの都市」として、いまもなお交流が続いているようです。
あとは、その”ご縁”を、どのような形で双方の市民に浸透させるか?政治力の見せ所だと思います。