労働力調査も対象を絞らないと意味なくない?
総務省統計局 による、 労働力調査 ってのが手元にやってきました。
ただ、対象となるのが現役バリバリの「私」ではなく、100歳オーバーで、現在入院中の祖母です。
なんでも、今回の対象が、調査基準日現在で病院に3ヶ月以上入院中の患者さんらしいですが、労働力の調査で、わざわざ入院中の患者さんを対象にする理由がちょっとわからないです。
労働力調査 とは?
「労働力調査についてのお願い」によると、次のように説明しています。
労働力調査は、我が国における就業・不就業の実態とその変化をとらえるもので、その結果は雇用問題や失業問題の改善を図るための資料として役立てられております。
なんとなく、言わんとしていることはわかるんですけど、100歳以上の単独世帯の入院患者さんを選ぶ理由になると思いますか?
100歳以上の3ヶ月以上入院している人に、「あなたは、最近何か仕事をしました?」って聞いても、帰ってくる答えって9割の人が「いいえ」って答えると思うんですけど。
単に「失業者」としてカウントしたいんですかね?
「資料として役立てる」っていっているくらいですから、「失業者」が多い方が都合がいいってことなのでしょうか??
就業・不就業の実態 を 把握 したいなら、 対象は絞る べき
就業状況を把握し雇用失業対策を考えたいなら、そもそも対象者は絞る必要があると思います。
だって、100歳以上の人を対象とした雇用対策ってニーズが少ないですからね。
だったら、調査対象とする人も、雇用対策の対象となる人に絞って行うことが望ましいと思いません??
例えば、年齢に上限をつけるとか、単独世帯で長期入院している人を除外するとか。
ちなみに、なんで「単独世帯(一人世帯)」って言っているのか?というと、調査対象となる世帯の15歳以上の人全員についての情報を記載する必要があるからです。
ですから同世帯の家族がいる場合は、労働力調査の対象となる可能性が高いので、それは調査に役立ちますからね。
しかし、一人世帯で長期入院している100歳オーバーの高齢者に、「最近仕事した」って質問をしても、返ってくる答えがわかりきっていますし、そもそも、その人を対象とした施策なんて、政治家も考えないでしょうからね。
まぁ、法律に基づく調査なので、ちゃんと協力しますけど、いくらランダムで選んでいるとはいっても、もうちょっとその対象は選んだ方がいいと思いますけどね・・・。