風力発電所事業計画乱立

郡山の風力発電所計画に反対の理由はエコじゃないから

地域情報

郡山市の風力発電所 を新たに作る計画があるようです。郡山市と猪苗代町の行政区界に位置する大滝山を中心とした区域で、風力発電事業を行う計画を、JR東日本エネルギー開発(株)がたてているようです。

風力発電自体はエコでクリーンエネルギーと言われているのでいいことだと思いますが、私的には今回の風力発電事業に対しては、あまりいい印象は持っていません。

今回は、事業概要とその理由について紹介します。

 

 

(仮称)大滝山風力発電事業概要  /  郡山市の風力発電所 計画

郡山市の風力発電所 計画予定地

※画像は「風力発電事業に係る図書縦覧のお知らせ」より

事業名:(仮称)大滝山風力発電事業
福島県郡山市と猪苗代町の行政区界付近に位置する大滝山を含む山稜上に、風力発電所を設置するというも、JR東日本エネルギー開発(株)と磐栄運送(株)の共同事業です。

詳細については、「計画段階環境配慮書」というものが県庁や郡山市役所JR東日本エネルギー開発(株)のHPで、8月23日まで公開(縦覧)されていて、9月6日まで、この事業に対する意見の受付を行なっています。

ただ、現在HP上では、その内容が確認できません。(PC,スマホを使って試したのですが見れませんでした。)普通、気づくと思うんですけどね・・・。

 

また、画像を見ていただいたらわかると思うのですが、結構広大なエリアを使っての風力発電所を作る計画のでようです。

計画によると、最大出力は150,000kwとなっており、これは、郡山布引風の高原の風力発電所が65,980kwなので、倍以上の電気を出力させることができる・・という予定のようです。

※参考JR東日本エネルギー開発(株)

 

 

反対の理由 : 風力発電所 は、 大規模な自然破壊 を行うから。

冒頭でもお伝えしましたが、私はこの事業をあまりよくは思っていません。その最大の理由は、「本当にクリーンエネルギーっていえるの?」という疑問が残るからです。

たしかに、風力発電は大量の二酸化炭素を排出しないですし、事故が起きても原子力発電のように甚大な被害を当たることもなく、さらに、燃料は”風”なので、燃料を他国から輸入する必要もありません。

ある意味、作ってしまえば、あとは”風まかせ”で発電できるとも言えます。

 

じゃあ、なぜ「クリーンエネルギーではない」と言ったのか?というと、画像をみたらわかると思いますが、今回の事業の場合、広大な山々を整地する必要があるからです。

つまり、結構大規模な森林伐採を行うということです。

森林伐採をがっつりやっといて、「風力発電はクリーンエネルギーで地球に優しいです!」といわれても、正直、違和感しかないです。

 

ついでにいうと、結構な山々ですから、野生動物も結構いると思います。この地域だと、野生の鹿とかクマ、イノシシなんかが生息していたと思います(ときどきテレビで、目撃情報が流れてました。)。

ということは、住処を追われた動物たちが、人里に降りてくるということも十分考えられます。

野生の鹿はまだいいとして、クマとかイノシシはかなり危険な動物ですから、その周辺地域に住む人にとって住みにくい町になってしまいます。

ただでさえ、過疎化が進んでいるのに、それに拍車をかけるのは如何なものか?って感じです。

 

 

郡山布引 風の高原 に結構近いのも イマイチ。

それから、観光地にする前提で考えると、地味に問題というかいまいちだな〜と思うのが、布引風の高原に意外と近いこと。たぶん車で30分くらいで移動できる距離です。

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そんな近い所に、もう一箇所似たようなものを作っても、お客さんの奪い合いにしかならないですし、仮に全然違うものを作ったとしても、今度は風の高原がスカスカになっちゃいますからね・・・。

観光地化するかどうかは不明なので、かなり余計なお世話ですけどね。

 

 

一応、代替案も・・・。

原発事故後、郡山市内でも太陽光発電を行なっている様子を目にすることが多くなりましたが、わざわざ山を削って、太陽光発電用のパネルをぎっしり並べているような所を目にすると、正直、気持ちが良いものではないのは、私だけでしょうか?

「クリーンエネルギーは、CO2(二酸化炭素)を排出しない」といっても、CO2を吸って酸素を吐き出してくれる自然を減らしてしまっては、”温暖化対策”としては微妙すぎると思います。

 

まぁ、文句を言っておわりならただのグチブログになってしまうので、一応、代替案を立てて見ました。

① 長期帰宅困難区域に太陽光発電

まぁ、批判の意見がありそうですけど、人が自由に入って管理できない以上、田畑として使用していた土地が遊休地になってしまっているので、「その土地を有効活用しましょう」という提案です。

一応”借りる”という契約にすれば、少しは帰宅困難者の金銭面でも支援することにもなりますからね。

 

無駄に山を削ったりする必要もなく、もともと日当たりの田畑だったところなので、太陽光発電には向いているのでは?と思います。

原発事故の被害が甚大なエリアで、クリーンエネルギーを作るってのも、「再生」というキーワードにぴったりだと思います。

 

② ハゲ山に プチ風力発電所

どうしても風力発電がいいというのであれば、何らかの理由で木々がなくなってしまい、いわゆる「ハゲ山」状態になっている場所に立てるというのはどうでしょう?

現実問題として、広大な土地と安定した風力が得られるか?という重要な課題がありますので、正直、現実的な方法とは言えませんけれど、”絶対ない”とも言い切れないと思いますので。

 

③ 海上に風力発電所

現実的な落とし所としては、”海上”に作るってことだと思います。

技術力も進歩していますので、一昔よりも風車自体もだいぶ作りやすくなった&運用しやすくなったのではないかと思います。(勝手な想像ですけど。)

 

これも、帰宅困難エリアの海岸沿いに作れば、「景観が損なう」という問題もクリアできると思います。

ただ、何十年後に帰宅可能になったときに、撤去するのかどうか?は検討が必要ですけどね・・・。

 

 

福島県 は密かに 発電所ブーム が到来している!?

今回「(仮称)大滝山風力発電事業」について紹介しましたが、実は、風力発電所を作りたい!という計画が、福島県では何件もあるようです。

福島県のWEBサイトの環境影響評価実施案件のページには、現時点で25件も、風力・火力発電を作りたい!という事業案が提出されています。

全部はチェックしていませんが、中には、大滝山風力発電事業よりも最大出力が大きい風力発電事業計画もありました。

 

こういう状況を見ると、「クリーンエネルギーを増やすため」というより、「”儲かる”からなんだろうな〜」とひねくれた感想を持ってしまいました(ひねくれててスミマセンm(_ _)m)

環境影響評価実施案件(福島県)

 

 

クリーンエネルギー を 謳う なら、作るときもクリーンで

一応代替案は出しましたが、自然を壊さずに、新しいものをつくるってのは、結構大変ですよね。計画している事業者も、なるべく近くでやりたいでしょうし・・・。難しい問題です。

ただやっぱり、クリーンエネルギーを作るためだからといって、そのために自然を破壊するのは、”地球に優しい”という意味でも違うし、本末転倒な気がします。

なるべく、今ある資産(遊休地など)を活用するってところに、事業者や、それを承認する県や省庁の方も目を向けてくれることを願います。

 

ちなみに、大滝山の場所はここです。(探すのに苦労しました)

 

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