にじいろのさかな原画展in郡山市。真の見所は、和洋折衷の久米正雄記念館だった!
特別企画展として、「 にじいろのさかな原画展 〜 マーカス・フィスター の世界 〜」が郡山市の こおりやま文学の森資料館 で2018年6月9日(土)〜7月22日(日)の期間限定で開催中です。
原画展なので、原画が展示されているのはもちろんのこと、お子さんにも満足してもらえるように絵本コーナーやお絵かき、ぬり絵が楽しめるコーナーもあります。
とくに、海の中の「にじうお」の世界を覗いてみよう!というテーマでのCG映像は、40秒ほどのストーリーですが、我が3歳の息子は大満足で、しばらくの間、じ〜っと見ていました。
ちなみにですが、うちの子、「 にじいろのさかな 」の絵本を読んだことはありません(苦笑)
ストーリーとか全くしらなくても、CG映像というものは、興味を引くんでしょうね。
郡山市文学資料館企画展示室の方では、絵本を中心とした、「にじいろのさかな」関連商品も販売していましたので、この機会に気に入ったものを購入してみてはいかがでしょうか?
うちの子には、動く絵本を購入しました。
こおりやま文学の森資料館の場所はこちら
バスの場合は、郡山駅から約15分で、「総合体育館」下車し、徒歩1分程度。。。となっていますが、小さなお子さんが一緒だともう少しかかると思います。
車の場合は駐車場が、郡山総合体育館西側駐車場となります。
ただし、内環状線の開成山付近は混雑しやすい場所ですので、総合体育館側から右折して入るのが難しい時もありますので、図のように、はやま通り側から左折して入るルートを選択することをお勧めします。
・こおりやま文学の森資料館(受付&原画展・関連商品販売)
・久米正雄記念館(CG映像・お絵かき・ぬりえ・絵本コーナー)
〒963−8016 郡山市豊田町3番5号
にじいろのさかな とは? | にじいろのさかな原画展 の主作品について
※画像は、郡山市WEBサイト「にじいろのさかな原画展」ポスターより
「にじいろのさかな」とは、マーカス・フィスター氏による世界で3千万人に愛されている絵本で、刊行されてから25周年を迎えた大ベストセラー作品です。
1992年にスイスで出版されたものですが、特徴的な役割を果たしているのは、何といっても美しい透明感のある虹色に光るうろこです。そのキラキラ輝くうろこをもつ、海で一番美しい「にじうお」がたくさんの出会いを通じて成長する姿が描かれているシリーズです。
※こおりやま文学の森通信 より引用
じつは、この「にじいろのさかな」という作品のすごさは、その世界観にあります。
というのも、グラフィックデザイナー、イラストレーターとしても活躍するフィスター氏が描いているので、構図や表現、印刷技法にまでこだわっているので、一種のアート作品しても見応えのあるものだからです。
とまぁ、わかったように書いていますが、それも、「文学の森通信」に書いてあったんですけどね・・・。(この一文がなければ、「知ったかぶり」ってやつもいいところですけどね・・。)
真の見所は にじいろのさかな ではなく、 久米正雄記念館 だった件
これは、”建築物好き”な人に限定されるかもしれませんが、個人的な大発見は、正面が洋風、裏側が純和風の”和洋折衷”な造りになっている久米正雄記念館との出会いでした。
外見は地味な一軒家なのですが、間取りや設備の”こだわり”を感じ、「古き良き日本」を体感できました。
キャッチコピー(?)に「まぁ、あがりたまえ」という言葉を使っているだけあって、もし家主だったら、家に上がらせたくなるような、造りになっています。
これ、残念ながら、WEBサイトなどでは「文豪の家」として紹介しているので、その人物や作品などに興味がある人以外は足を運ばないと思います。
この建物の良さを知ってほしいので、郡山市は、こだわりの一部をもっと積極的にPRすべです。
まぁ、そしたら、文豪の家として、”時代の文学に触れられる家”ではなく、”建築”に興味がある人が集まってきてしまう可能性がありますけど・・・。
もっと残念なのは、その”良さ”を写真におさめられなかったので、ここに載せられないということですけど。いいわけをするなら、写真では伝えられない、”居心地の良さ”がある場所だったから!ってことですけどね・・。
ぜひ、建物に興味がある人は、足を運んでご自分の目で見てください。
なお、にじいろのさかなの原画展開催期間中は、そっち系の展示があるため、一部見れない部分もありますので、ご注意ください。
さいごに一言
そもそも、「ナントカ記念館」ってその人に興味がある人以外は”行かない所”だと思っていたのですが、冷静に考えれば、”旧ナントカ邸”って名称がついて、今に残っているということは、実はなかなかの”こだわり物件”の可能性があるということに気づきました。
といっても、鎌倉文学館のように、フォトススポットがバリバリあるわけではないので、あれをイメージして期待を膨らませるのはご勘弁ください。
郡山市の歴史的建物は、開成館だけじゃない!ってことですね。