最大8000円の助成あり!郡山市の高齢者健康長寿サポート事業
平成27年度から始まった、郡山市の 高齢者健康長寿サポート 事業によって、70歳以上の方を助成する制度が存在します。
私も100歳を超える祖母と生活していますが、初耳(たぶん)だったので、同じように知らない方もいるともったいないので、シェアします。
高齢者健康長寿サポート 事業の詳細
郡山市によると、平成27年4月から70歳以上の方に対し、温泉やマッサージ、タクシーなどの利用券を発行することで、高齢者の健康長寿をサポートする事業をスタートしていたようです。
ちなみに、平成28年度から名称が変わり、「高齢者健康長寿サポート事業利用券(以下、共通利用券)」という名称に変わったようです。
対象年齢 と 利用できる サービス について
「70歳以上」といっても、実は、対象が”70歳~74歳”と、”75歳以上”というように、対象が大きく2つに分けられています。
70歳~74歳の対象者については、助成額として、500円券(共通利用券)を最大10枚/年、交付されます。その交付された共通利用券は、”はり・きゅうマッサージなど”や、”温泉など”に利用することができます。
75歳以上の対象者については、助成額として、500円券(共通利用券)を最大16枚/年、交付されます。75歳以上の対象者については、利用範囲が少し広く、”はり・きゅうマッサージなど”や、”温泉など”に加え、”路線バス”や”タクシー”においても利用することができます。
6月までに 申請 しなければ、 助成額が 減少 するので注意!
ただし、上記でお伝えした助成額は、4月~6月に”申請した”場合の金額です。
ですから、申請日が7月以降になると、それに伴い、助成額が減少してしまうので、注意が必要です。その変動額については、下記の図でご確認ください。
各種サービス を 利用する際の 注意点
紹介した各種サービスですが、当然のように何でもOKというわけではなく、基本的な制限がありますので、申請前や利用の際には、そういった注意点を必ずご確認ください。
以下、郡山市HPからの引用です。
(1) はり 、 きゅう 、 マッサージ などについて
郡山市が指定した、”はり”、”きゅう”、”マッサージ等”の施術所での施術料(保険給付の対象となる医師の発行する同意書によって、はり、きゅう、マッサージ等の施術を受けたときは、利用券は使用できませんのでご注意ください。)
■利用券が使用できるはり・きゅう・マッサージ等施術者一覧(平成28年4月1日現在) → ページが削除されました。
(2) 温泉等
郡山市が指定した温泉等事業所での日帰り入浴又は宿泊料金(温泉等施設での飲食代等には使用できません。)
■利用券が使用できる温泉等事業所一覧(平成28年4月1日現在) → ページが削除されました。
(3) 路線バス (75歳以上の方のみ)
福島交通(株)が発行するICカード乗車券(通称NORUCA)におけるNORUCA(ノルカ)回数券(記名式のみ)への入金、又はノルカパス75(定期券)の購入(湖南地区においては、会津乗合自動車(株)が発行する普通乗車券の購入にも使用できます。)
■NORUCA(ノルカ)について
■出張サービスについて
→ ページが削除されました。
(4) タクシー (75歳以上の方のみ)
郡山地区ハイヤー・タクシー協同組合に加盟する市内タクシー各社(23社)及び個人タクシー各社(17社)及び市が指定した福祉限定タクシー事業者の利用料
■郡山地区ハイヤータクシー協同組合加盟会社一覧
■福祉限定タクシー事業者一覧(平成28年4月1日現在)
→ ページが削除されました。
申請方法 について
高齢者健康長寿サポート事業の利用を希望される方は、利用申請書に必要事項を記入のうえ、健康長寿課、最寄りの行政センター、市民サービスセンター(ビッグアイ6階)または緑ヶ丘市民サービスセンターで申請してください。(郡山市HPより引用)
■申請書様式
→ ページが削除されました。
” 自分で動ける人向け ”の サービス
こういったサービス内容を見てみると、まだまだ元気で、”自分で動ける人向け”のサービスということがわかります。
最近の70歳の方というと、まだまだ現役でバリバリ仕事がデキる人が多いというイメージがりますが、実際には、ちょっとしたことでも、疲れを感じやすくなるようです。ですから、疲れをとる効果のある、温泉やマッサージに使えるというのはありがたいですね。ご家族にそういった方がいるのでしたら、積極的に活用することをオススメします。
反対に、”自分で動けない”高齢者の方にとっては、あまり活用する機会が無いサービスという印象もあります。
タクシーなどの移動手段として使えるという方もいるかもしれませんが、郡山市内であれば、家族のだれかが車を所有しているでしょうし、自分で動けない高齢者を一人で外出させるケースなんて、ほとんどないですからね。
個人的には、高齢者長寿の施策の一つとして、近年よく耳にするようになった「介護離職」をする人の負担を軽減する施策を打ち出してほしいです。
郡山市を活性化させるためには、介護離職者を減らすことも重要だと思いますので・・・。